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生臭、

 

魚の生臭さを、
気にならない人
 
感じ方
TAAR5という遺伝子の違いが
生臭さの違い
 
嗅覚における受容体の働きとは?
嗅覚受容体によってにおいを感じる(花の香り)
嗅覚受容体によってにおいを感じる(花の香り)
 
人の感覚は受容体の
タンパク質が刺激を受け取ることによって生じ
 
受容体は変換機で
 
外部刺激を
特定情報に変換し
脳へ送信
 
私たちが感じている香りは
実際のにおい
というよりも、
対応する受容体が
与えたにおいである
 
受容体が変化
 
受容体は人に共通する遺伝子でつくられているので
ほとんどの人の感覚はおおむね同じ
 
遺伝子の違いが一部の受容体に変化を与えている
 
 
魚の生臭さは
魚の物質トリメチルアミンが
原因で
尿や血液、口臭などにも存在
 
TAAR5受容体はTMAを

魚が腐ったような臭い

つまり

危険なにおい

脳に伝え
体にとって危険なものを食べないようにすることに繋がる
 

一部の人はTMAを不快なものとは感じない

彼らは、ジャガイモ、キャラメル、ケチャップ、バラみたい

比較的心地よいと表現した

 
この違いの原因はTAAR5をつくるTAAR5遺伝子にある
 
DNA検査によると
遺伝子が変異している
 

変異遺伝子は嗅覚の多様性に繋がる

変異したTAAR5遺伝子を持つ人々は
 
地域差がある
ヨーロッパ全体では0.8%変異遺伝子保持者
アフリカ 0.2%
 
アイスランド 約2%
 

この割合には食生活が関係

 
嗅覚の違いを
危険を見抜けない遺伝子の劣化
 

変異したTAAR5遺伝子をもつ人は、

 
変異のない人々よりも
甘草やシナモンのにおいをより心地よいと感じる傾向がある
 
遺伝子の変異が嗅覚の多様性や向上につながる可能性がある
 
香料製品は、
とにかく
高価な分野で
これからも
多様な存在を作り出せる分野である
グリーンエムアンドジャパン株式会社。
 

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